生命保険における再保険
再保険(さいほけん; reinsurance)とは、保険会社が危険(リスク)を分散したり、収益を追求するために自己の保有する保険責任の一部または全部を他の保険会社に移転したり、逆に引き受けたりするための保険をいい、「保険の保険」なので「再保険」という。
再保険契約で取り決めた再保険金支払要件に合致すると、受再保険会社から出再保険会社に対して再保険金が支払われる。原則として元受保険契約と再保険契約は完全に独立した契約ですので契約者と再保険会社とは無関係となります。あくまでも契約者⇔保険会社⇔再保険会社という図式が成り立ちます。
固有の保険技術的リスクとは、保険事故の発生により保険金支払い額か保険料の計算基礎となった数値や範囲を超えてしまうリスクのことをさします。再保険とはそれに備える重要な方法となっています。
今日現在、損害保険においては、ジャンボ機やタンカー、石油貯蔵基地、あるいは発電所など数千億円の巨大リスクを引き受けています。また、個々には契約金額か小さな住宅物件でも、地域全体となると巨大な集積リスクとなります。以前、日本を襲った巨大台風は、保険事故としては世界有数の規模となり、保険会社は巨額な保険金を支払ったことでも新聞を賑わしたことがあります。
一般的に生命保険においては事故の予想、つまり死亡率はほぼ正確に予測されてきていますので予想と実績にはほとんと差異かなくなっていることからもリスクの想定はしやすいといわれており、現在においてはリスク分散はほとんど必要がなくなりましたが、損害保険においては科学技術の発達もあり今後もますますリスク分散、再保険の重要性は増大していく流れとなっています。
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