生命保険の歴史
生命保険はその誕生以来、比較的長い歴史があるようですが保険というルーツそのものはなんと数千年前から生まれていたという文献があります。現在において保険とは事故や災害 病気などのさまざまなリスクが発生する万一の場合に備え、主に経済的な安心を得るために、多くの人々が加入している社会システムとなっています。
また生命保険の祖型をなす共済的な制度自体は、古代ローマで生まれており中世のキルトをへて,ルネッサンスのイタリアにて発展したという記録が残っています。生命保険に対して、損害保険の誕生は中世イタリアの4つの海洋共和国に起源を持つ冒険貸借(海上保険の祖型)であるいわれています。この冒険貸借は1230年にローマ法王クレコリウス九世の利息禁止令によって消滅しましたが、冒険貸借が姿を変えて生まれたのが海上保険の前身となります。
日本の損害保険会社の社名によく見られる○○海上火災保険というのはこういった歴史を反映しているともいえますね。今日の生命保険の母国はイギリスでみつけることができます。1661年にロンドン市民の年齢別の死亡率を調査した死亡表が公表され1706年には、世界初の長期間存続した生命保険会社が生まれました。また、その後数理的基礎に基つき平準保険料を採用した近代的な生命保険会社の誕生は1762年といわれています。ちなみに日本においての近代保険制度はヨーロッパの保険制度を導入して形成されたので比較的歴史は浅いようです
日本での生命保険は、1868年に福沢諭吉がこの制度を紹介しており、明治14年7月、日本で最初の保険会社・有限明治生命保険会社が開業された。だが、当初は「人の生死によって金儲けをするのか」という誤解に基づく批判も多く、その普及には時間がかかった。戦前までの生命保険会社の特徴としては、法人の形態が現在のような保険業法に定める相互会社ではなく、株式会社が主流であった。また、普通の生命保険会社とは別に、徴兵保険と呼ばれる保険を扱う徴兵保険会社があった。戦後、こうした生命保険会社の多くは株式会社から相互会社に衣替えし、再出発した。
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